神経膠腫とは
脳や脊髄にある神経細胞や、神経線維の間を埋めている細胞が神経膠細胞です。この神経膠細胞が、がん腫瘍化したものを神経膠腫と呼びます。
● 神経膠腫の広がり方
神経膠腫は、周囲の細胞に染み込むように、がん細胞が広がります。このような広がり方を がんの浸潤 と言います。この浸潤で広がったがん細胞は、正常な細胞との境界線がハッキリしておらず、がん腫瘍だけ取り除くことは難しいです。
神経膠腫の種類
● 稀突起神経膠腫
稀突起膠細胞でがん腫瘍が発生した場合を、稀突起神経膠腫と呼びます。この稀突起神経膠腫では、痙攣発作などの症状が出ることがあります。
● 上衣腫
大脳の奥には、脳室という脳脊髄液を貯めておく場所があります。この脳室の壁の部分に上衣細胞があって、この上衣細胞でがん腫瘍が発生した場合を上衣腫と呼びます。この脳室は脳の奥深くにあるため、がん腫瘍の摘出は難しいです。
● 星細胞腫
星状膠細胞でがん腫瘍が発生した場合を、星細胞腫と呼びます。星細胞腫の症状には、だんだん強くなる頭痛や、片麻痺などの神経症状などがあります。
神経膠腫の治療
神経膠腫は、がん腫瘍が脳の中に出来るため、手術による摘出は難しいです。また、浸潤によって広がることも、手術を困難にしている原因の一つです。
この神経膠腫の治療では、手術が出来る場合は、可能な限りがん腫瘍部分を切除して、放射線療法・抗がん剤によるがん治療も行います。
ただ、放射線療法は、初回の治療で長時間の照射が行われていたり、脳への影響を最小限に抑えるために、手術後の照射は限られたものとなります。
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