網膜芽細胞腫とは
眼球にがん腫瘍が発生した場合を、網膜芽細胞腫と言います。また、網膜芽細胞腫の特徴には、大人よりも子供のほうが発病しやすい傾向があります。
● 網膜芽細胞腫の原因
網膜芽細胞腫の原因は、目を発達させる遺伝子が損傷してがん腫瘍になる場合が多いです。この網膜芽細胞腫は、親から子へ遺伝する可能性があるので注意が必要です。また、視神経を通って脳にがん細胞が転移することがある上に、再発率が高い病気なので治療後も定期的な検査が必要です。
網膜芽細胞腫の症状
網膜芽細胞腫が悪化してがん腫瘍が大きくなると、視力の低下などの自覚症状が出てきます。ただ、自覚症状が軽い場合には、「目の疲れかな」と勘違いすることもあるので注意しましょう。
また、この他の自覚症状には、鏡で見たときに眼球の向きが合わない、瞳が光って見えるなどがあります。
網膜芽細胞腫の検査と治療
● 網膜芽細胞腫の検査
網膜芽細胞腫の検査には、眼底検査を行います。目薬で目の瞳孔を開いて、眼球内の状態を調べます。この検査では、小さながん腫瘍も発見できます。
その他にも、CTやMRIなどの検査も行います。この検査では、眼球外へのがん腫瘍の転移、石灰化の有無を調べることが出来ます。また、エックス線を使用するため、検査での微量被爆を防ぐために複数回の検査ではMRIを使用します。
◆ 抗がん剤による治療
網膜芽細胞腫では、ビンクリスチン、カルボプラチン、エトポシドといった抗がん剤を使用することが多いです。この抗がん剤で、がん腫瘍を弱らせます。
◆ 網膜芽細胞腫の放射線療法
がん細胞に赤外線レーザーを照射して温めたり、凍結プローブでがん細胞を冷やすことにより、がん細胞を死滅させる治療法もあります。
◆ 眼球の摘出
網膜芽細胞腫が発病した目に視力が残っていない場合は、がん転移の危険性がある視神経と一緒に摘出する場合もあります。眼球の摘出では、がん腫瘍をほとんど取り除けるので、転移が始まっていない場合は治療効果が高いです。
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