肺がん(癌)について
● 肺の構造について
この肺と言う器官は、実は、少し複雑な構造となっています。まず、右肺については、上葉、中葉、下葉という3つの部分から出来ており、左肺は、心臓のスペースがあるために、上葉と下葉の2つの部分から出来ています。
また、肺は酸素を取り入れる器官ですので、その細部はさらに細かい物となっています。まず、呼吸した空気は気管を通って気管支に入ります。そして、この気管支から主気管支、葉気管支、区域気管支と順番に通って細かく分けられていきます。
これを数十回ほど繰り返して、ようやく終着である肺胞へとたどり着きます。そして、この肺胞で、血液への酸素と二酸化炭素の交換が行われるのです。
● 肺がん(癌)の脅威!
肺は、酸素と二酸化炭素を交換する働きを持っています。そのため、血液は肺を循環してから、再び体の各所へと流れ出て行きます。そのため、この肺にがん(癌)が出来てしまうと、血液の流れに乗って、体中にがん(癌)細胞が転移してしまう危険性があります。
肺がん(癌)の症状
肺がん(癌)の症状については、どの部分に腫瘍が出来ているかで変わってきます。
たとえば、気管支よりも奥になる末端部分に 「がん(癌)」 が出来た場合には、自覚できるような症状がほとんどありません。また、肺の役割である酸素や二酸化炭素の交換も、他の健康な肺胞が行ってくれます。そのため、がん(癌)検診などで発見する必要があります。
ただ、肺の奥ではなく、気管支などに 「がん(癌)」 が出来た場合には、ある程度の自覚症状が出てきます。初期症状としては、なかなか治まらない咳や、胸痛・血痰などがあります。また、がん(癌)が悪化してきますと、気管支が狭くなって息苦しさを感じたり、閉塞性肺炎と言う肺炎になることもあります。
肺がん(癌)の原因
肺がん(癌)の一番の原因は、何と言っても煙草の喫煙です。とくに、長年にわたって喫煙しているような場合では、煙草に含まれているタールなどの発がん(癌)性物質が肺に付着して蓄積されていきますので、細胞のがん(癌)化が促進されてしまいます。
自分のためにも、家族のためにも、
「 まずは、禁煙です! 」
肺がん(癌)の治療
がん(癌)を早期発見できた場合には、外科手術によって腫瘍部分を切除します。また、ある程度がん(癌)が広がっている場合には、上葉・中葉と言った葉単位で切除して治療を行います。もし、それでも間に合わないほどに悪化している場合では、右肺、もしくは、左肺を丸ごと切除してしまうことになります。
その他にも、手術と併用して放射線療法を行う場合が多いです。また、肺がん(癌)は全身に転移してしまう可能性がありますので、抗がん(癌)剤による全身療法も行います。

